免疫介在性溶血性貧血。

自分自身の赤血球に対する攻撃が起こり、
赤血球が破壊されてしまいます。
自己免疫性疾患の1つです。

従って、貧血に。
血液を顕微鏡で見てみると、異常な細胞が多く認められます。
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赤血球が壊されて、形が変形している細胞(球状赤血球:黒矢印)が多く見つかります。
貧血になったために幼弱な赤血球(赤矢印)が動員されます。

血液を補充するよりも、破壊される細胞のほうが多いので、
貧血が進行してしまいます。
程度によっては輸血が必要になることもあります。

元気がない、食欲が無いなど、体調不良を示すときには、
貧血がかなり進行しています。

なるべく早く発見してやりたい病気ですが、なかなか難しい。
体調の軽度な変調をうまくキャッチすることが肝要ですね。